孤独死の2割は「働き盛り世代」

大阪府内である年、誰にも看取られずに室内で死亡し、1か月以上経ってから見つかった遺体が380体以上あることが府警の調査でわかっています。
死後2日以上の区分では2996人にも上っているそうです。
65歳以上の高齢者が71%と大部分を占めますが、一方で40~50代の「働き盛り世代」が18.4%を占めることも判明しました。
また、男性の比率が高く女性の5倍以上になっています。

働き世代の孤独死になる原因とは

「セルフネグレクト」というものをご存じでしょうか?
生活環境や栄養状態が悪化しているにも関わらず、周囲に助けを求める気力すらない状態のことを言います。
別名「緩やかな自殺」とも呼ばれているそうです。
何らかのきっかけで精神や肉体のバランスが崩れてしまったときに陥りやすいものです。

40代は就職氷河期の影響から非正規雇用の社員が多く、50代はリストラ対象となるケースが多いことから、不安定な雇用環境が原因なのではないかと考えることができます。

「セルフネグレクト」による孤独死は、若年世代の危険性が高いものです。
65歳以上であれば介護保険制度があり、地域包括の方などが訪問し、何らかの兆候を発見し介護サービスなどにつなげることができます。
しかし、65歳以下の年代は行政のサポートがないため異変に気付く人がいない状況に陥るのです。

また、昔に比べて希薄になった人間関係もこうした原因の1つになっています。

セルフネグレクトに陥ってしまうきっかけは人によってさまざまですが、年齢に関係なく、20~30代の方でも誰でも陥る可能性のあり、決して「孤独死」が他人事ではないと心にとめておいてほしいものです。

セルフネグレクトを防ぐ方法の一つとして、『辛い環境で我慢しない』ということが挙げられます。
生活環境が変われば心も変わるものです。
思い切って環境ごと変えてしまうことも大切です。

自分の抱えている辛さを吐き出せる場所や人物を見つけ、1人きりで考え込まず誰かに甘えることができる環境をつくっていきましょう。
自分次第で心は変えることができます。

行きつけのお店を見つけてみたり、リフレッシュしやすいジムなど、通いやすいエリアで物件を探してみてはいかがでしょうか?

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