事故物件「7つの活用方法」

事故物件の活用に悩まれている方に、「7つの方法」をご紹介します。
※告知義務もありますので注意が必要です。

7つの活用方法

①民泊
②貸倉庫
③ハウススタジオ
④駐車場(コインパーキング等)
⑤トランクルーム
⑥借地
⑦賃貸

1. 民泊

民泊は旅館業とは異なり、原則として用途地域による制限がありません。しかし、その他規制があるので注意は必要です。たとえば、営業日数が年間180日以内であることなどで、諸々の手続きも必要です。しかも、事故物件での民泊経営はかなりハードルが高いという前提があります。ほかの物件と差別化をすることによって勝機が生まれることがあります。内装をおしゃれにリフォームしたり、宿泊者に嬉しいオプションを付けたりするなどの工夫が必要だと考えられます。
 有名な観光地にアクセスしやすいなどの観光客が多く見込めるエリアであればおすすめの活用法になります。民泊禁止の管理規約になっている物件もありますので注意しましょう。

2. 貸倉庫

貸倉庫というよりは貸物置というニュアンスです。家の中に置ききれないものを一時的に置いておくスペースとして部屋を貸す方法です。貸倉庫であれば、立地が郊外でも問題ありませんし、駐車できるスペースがあれば尚いいです。

3. ハウススタジオ

テレビ、雑誌、ネット媒体などの撮影で貸し出すスペースのことです。マスコミ関係の会社が多い地域では特におすすめです。なお、ハウススタジオの運営では物件のコンセプトとそれに合わせた照明器具の設置などで初期費用が掛かる点には注意しましょう。

以降の活用法は物件を取り壊して更地にしての活用法です。

4. 駐車場

道路から入りやすい敷地であれば駐車場経営が可能です。駐車場は変形地でも設置可能で1区画幅2.5m×奥行6.0mが確保できれば十分です。なお、建物を取り壊すと小規模宅地の特例が適用外となるため固定資産税は約6倍となります。初期費用も掛かることから、しっかりと黒字が見込めるかなどの確認が必要です。

5. トランクルーム

主に住宅街にあり敷地に十分な広さがあればトランクルームもおすすめです。トランクルームは一般的に敷地をアスファルトで整地しコンテナを設置するのみです。一度借り手が決まると長期間借りることが多いので経営が安定しやすいというメリットもあります。

6. 借地

交通量の多い国道や街道沿いで車が敷地内に入りやすいような土地であれば土地賃貸がおすすめです。コンビニやスーパー、ファミレスを運営する会社に事業用定期借地で貸すと安定的な収益が見込めます。

7. 賃貸

これまで同様賃貸経営を続けていく方法です。基本的には賃貸住居として活用し、状況によっては他の活用法も考えていくというのがおすすめです。

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