「孤独死」につながる「病死」とは

孤独死といっても病死や、事故死、自殺等様々な死因があります。
その中でも特に多い病死の場合は、どのような病気が多いのでしょうか。

脳梗塞や心筋梗塞、大動脈解離等の循環器疾患

脳梗塞や心筋梗塞、大動脈解離等の循環器疾患は徐々に発症の要因を作っていきます。
発症は突然起こり、急激な痛みや痺れによって身動きが非常に取りづらく、数分のうちに意識を失ってそのまま亡くなってしまうケースがほとんどです。

周囲に人がいれば救命措置を受け、病院にて手術後一命を取り留めるケースもありますが、独居の方はそれが中々難しいと考えられます。
また貧困の方は定期健診等病院に通院する頻度が低くなりやすく、病気の要因を見つけにくいことも考えられます。

循環器疾患の要因は食生活が大きく関係していることが多く、脂や塩分の多い食事を続けていると発症の確立が上がっていきます。
独居の為、お手軽で安価なインスタント食品や、脂の多い惣菜に頼りがちになる方もおられ、これも原因のひとつではないかと考えられています。

認知症の発症

独居の方が認知症を発症しても、同居の方がおられないので、ケアをしてもらえません。
そのまま徐々に病が進行し、亡くなってしまうケースが孤独死ではみられます。

認知症を引き起こす原因の一つに日々の変化があまりないことも挙げられます。
日ごろから会話がなかったり、趣味がなく打ち込めるものがない。
また1日のルーティンをこなすのみの生活をしていると、脳の活性が低下し、認知症の進行速度が早くなってしまいます。
独居の方は家での会話がないことから、認知症リスクが高くなってしまいがちです。

その上独居で変化に気付いてもらいにくいという観点から、孤独死の要因となりやすい病気です。

町内会の活動が活発な地域や、ご近所づきあいが良好な物件に住んでいると変化のある日常が増えます。
何気ないコミュニケーションをとることで、リスク低下に繋がるようにしていきましょう。

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