故人の宗教は影響する?事故物件の供養

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『故人の宗教は影響する?事故物件の供養』の話です。

事故物件の供養 どうすればいいの?

事故物件になってしまった場合、必ずと言っていいほど供養を行います。
では、供養を行う際、仏教の宗派は故人に影響するのでしょうか?
また、ご遺族の宗派に影響するのでしょうか?
さらに、故人の情報が全く分からず、宗派なども分からない場合はどのように進めるのがいいのでしょうか?
一度、供養について考えてみましょう。

故人の宗教との関係性

孤独死や自殺、他殺の場合、事故物件になると次のかたのために供養を行います。
その場合、故人の宗教と供養は関係あるのでしょうか?

実は、どの宗派に属していても供養をする宗派は特に問われないそうです。
ただし、熱心な宗派がある場合はご遺族の意向を汲んで特定の宗派に供養をお願いするケースもあるそうです。
神道やキリスト教、そのほかの宗教の信者であっても、基本的に事故物件は仏式で供養することを推奨しています。
その大前提として、故人の魂を成仏するために供養するのが仏式のみだけだからです。
特に希望がなく、お任せされる場合は仏式で供養を行います。

さらに、人だけでなく土地などの物に対して供養を行うことができるのが、「天台宗」・「日蓮宗」・「真言宗」の宗旨宗派の3宗に限られます。

ご遺族からの要望があった場合

ご遺族からの強い要望があった場合、指定の宗派での供養がとり行われます。
あくまで供養は、故人の魂を慰めるための儀式です。
希望通りに沿うことで故人の魂が慰められることに繋がるとされています。

仏教以外の宗教はどうする?

仏教以外の宗教の場合はどのようにしたらいいのでしょうか?
基本的に、事故物件の供養に関して宗教や宗派は関係ないとされています。
先に述べたとおり、宗旨宗派の「天台宗」・「日蓮宗」・「真言宗」の3宗が建物にも供養をしてくださるのでお勧めしています。
実は、キリスト教には供養と言う概念はありません。
成仏や輪廻転生の考えは仏教独自のものです。
キリスト教で亡くなった方の魂は神のもとである天に召されるのです。
ですので、亡くなったことをキリスト教では「召天(しょうてん)」と表します。

仏教の様にお経をあげる事で故人を極楽浄土で導く概念はないのです。
お葬式もキリスト教の考えでは神の元に召されたという考えなのです。

すでに魂は神の元に召されている考えのため、供養の概念はありません。
もしあるとしたら、お祓いにあたるのではないでしょうか?
そうすると故人の魂を刺激していることに繋がるため、事故物件の供養の概念と離れてしまいます。

まとめ

実際、ご遺族の中には宗教観にこだわりをもつ方もいらっしゃいます。
お気持ちを汲む方向を前提に、何が最善なのかを踏まえご提案をすることをおすすめします。
そのうえで、多くの事故物件の供養について、宗旨宗派の「天台宗」・「日蓮宗」・「真言宗」の3宗をおすすめしていることを考慮して対話できるといいですね。

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以上、今回は『故人の宗教は影響する?事故物件の供養』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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