増え続ける若年層の自殺 管理者としてできること

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『増え続ける若年層の自殺 管理者としてできること』の話です。

増え続ける若年層の自殺

耳にするニュースで痛ましいのが、若年層の自殺。
その多くが学校や職場などでのいじめや家庭内不和が原因とされています。
さらに昨今はコロナ禍での失業も相まって、経済的な困窮も自殺の要因となりました。
これからの日本を担う若者が自ら命を絶つことは何とも痛ましい限りです。

1Kや1DKの物件を抱えていらっしゃるオーナーさまの場合、そうした若者と向き合うことも可能性としては否定できません。
自殺が発生してしまった場合、その物件は事故物件となります。
事故物件となってしまった場合、資産価値が3割から5割ほど下がってしまいます。
また、賃貸契約を今後結ぶ際も心理的瑕疵物件のため、3年は告知義務が発生。
売買契約の場合は必ず買主に告知しなければいけません。

住居人の状況を把握し自殺を予防

アパートやマンションの管理者の場合、住居人の状況を把握することが自殺を防ぐポイントとなります。
意外にも、昔ながらのコミュニケーションがある場合、自殺をする可能性が減るとの報告があるのです。
公的機関や生命保険会社の調査によると、年齢層に問わず孤独感を募らせている場合での自殺発生率は同居人がいる場合と比較して高くでるそうです。
孤独感による自殺発生についての可能性を示唆しているのです。

特に一人暮らし向けのアパート・マンション経営をしている場合、孤独感を募らせやすい状況のため注意が必要です。
個人のプライベートに入り込むかもしれませんが地域コミュニティの一環として繋がりを持たせるようなワークショップなどを運営するのも一つの手法。
孤独感の回避を行うことで自殺を未然に防ぎましょう。

また高層マンションの場合、飛び降り自殺などの発生も可能性として高まります。
セキュリティの強化やフェンスの修繕・設置のし直しなどをして飛び降りを防ぐような仕組みを検討しましょう。

自殺が発生してしまった場合

アパートやマンションの経営者として多くの対策をしたにもかかわらず、自殺が起きてしまった場合どのようにしたらいいのでしょうか?
室内での自殺の場合、ご遺体の発見が遅れてしまうこともあります。
速やかに警察に連絡します。
自殺の連絡は、警察からご遺族へ連絡が入り、遺体安置所を通じてご遺体を引き渡すこととなります。

その後、特殊清掃で部屋の原状回復に努めます。
異臭が強い場合は臭いの発生源を防ぐ必要があります。
床板を外してフローリング材修繕も視野に入れなければいけないことも考慮してください。
通常、そうした費用はご遺族への請求となりますが場合によっては負担の発生もあります。
状況によって、柔軟に対応をしていきましょう。
ご遺体の発見が遅れるほど原状回復が困難となります。
定期的な見回り、巡回をして住居者が通常の生活をしているか、確認をしましょう。
そうすることで万が一自殺が発生しても早期発見のため、修繕費用が少なくなる可能性が高まるのです。

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを

以上、今回は『増え続ける若年層の自殺 管理者としてできること』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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