20代にも広がる?若者にも潜む孤立死の現実

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『20代にも広がる?若者にも潜む孤立死の現実』の話です。

孤独死と孤立死

「孤独死」という言葉は聞いたことがあっても、「孤立死」との違いをご存じでしょうか。
近年では、孤独死の中でも特に社会とのつながりが途絶えてしまう「孤立死」という形で亡くなる方が増えているそうです。
しかも高齢者だけでなく20代といった若い世代にも広がりつつあります。
経済的な困難や人間関係の希薄さが背景にあるとされ、SNS時代特有の孤独感も影響していると指摘されています。

今回は「20代にも広がる?若者にも潜む孤立死の現実」についてご紹介いたします。

孤独死とは?

「孤独死」とは、一人暮らしをしている方が誰にも看取られずに亡くなることを指します。
ただし、必ずしも社会的に孤立していたとは限りません。
例えば、家族や友人との交流があっても、偶然一人でいる時に自宅で亡くなった場合も孤独死に含まれるのです。
入浴中の事故や病気の急変といったケースも少なくなくありません。
亡くなられた方の中には、早期に発見されることもあるのです。

孤独死は「一人の状況で亡くなった」という事実を指す広い概念と言えます。
必ずしも「社会的孤立」を意味しないのです。

孤立死とは?

一方で「孤立死」とは、誰にも気づかれないまま亡くなり、遺体の発見までに長い時間を要するケースを指すことが多いです。
家族や地域社会との接点がほとんどなく、数週間から数ヶ月もの間放置されてしまう事例もあるのです。
背景には、周囲との関わりの欠如や日常的な孤立があります。
行政でも「孤立死」という表現が使われることが多く、社会的なつながりの希薄さをより強調した言葉と言えるでしょう。
孤独死と孤立死は明確に区分されているわけではありませんが、「孤立死」は人との関わりが途絶えた象徴的な死として扱われているのです。

20代の孤立死が増えている背景

孤立死は高齢者に多いと思われがちですが、実は20代など若い世代でも発生しています。
2015年から2022年の調査では、孤独死全体のうち約5%を20代が占めると報告されています。
原因の一つは経済的な困窮で、健康管理が難しくなり体調を崩してしまうケース。
また、SNSでつながっているはずなのに、実際には人間関係が希薄で、精神的に孤立してしまう若者も少なくありません。
社会の中で孤立感を深めると、日常のSOSが誰にも届かず、孤立死という形で表面化してしまうのでしょう。

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以上、『20代にも広がる?若者にも潜む孤立死の現実』の話でした。

孤独死と孤立死は似ているようで、その背景や意味合いには違いがあります。
孤独死は「一人の状況で亡くなること」を広く指すのに対し、孤立死は「社会的なつながりを失った結果としての死」というニュアンスが強く込められています。
そして近年では、高齢者だけでなく20代といった若い世代にも広がっていることが問題視されています。
やすらか不動産では、万が一こうした現場に直面した場合でも、特殊清掃や原状回復、手続きまで含めてサポートを行っています。
もしもの時に備えて、安心できる相談先があることを知っていただければ幸いです。
初めての事故物件見学でも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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