所有物件が事故物件になってしまったら?

事故が起きるとパニックになってしまい、適切な対応ができない場合があります。
後のトラブルや客付けに悪影響が出ることもあるので冷静に以下の行動を取りましょう。

1:各所への連絡

警察や親族などにすぐ連絡をする。

2:解約手続き

賃貸借契約は、契約者が死亡しても自動的に解約されません。法定相続人が解除をおこなう必要があります。そのため、相続人の特定や解除までの流れを確認する必要があります。

3:残置物処理など

残置物処理が遅れると、原状回復も遅れ損失が大きくなります。そのため、相続人と残置物の対応など事前に話し合っておき、すぐに処理できるようにしておきましょう。

損害賠償の請求

事故物件になった場合、相続人や連帯保証人に損害賠償請求をおこなえる場合があります。親族が亡くなった人に請求しづらいという方が多いですが、取り立てをする訳ではありません。きちんと話し合いをして、納得のいく形で解決する必要があります。

自然死の場合は請求が難しいです。
損害賠償請求は、故意、または過失による損害に限られます。
自殺や殺人事件などの場合にだけ請求できると知っておきましょう。

リフォーム

残置物処理を迅速におこなった後は、リフォームをおこないます。
空室期間を長引かせないために、残置物処理までの間に業者の目星や大方の見積もりなどを確認しておきましょう。
そしてトラブルを防ぐために、リフォーム業者には事故物件であることを伝えておきます。

リフォーム費用は室内の損害によりますが、現場周辺の壁紙、床の交換なら10万円程度で収まることも。
一方、室内や設備全体のリフォームが必要であれば、50万円以上かかかることもあります。とはいえ、リフォームは必要になるので迅速な手続きを心がけましょう。

お祓い

必須ではないですが、次の入居者のことを考えれば依頼して損は無いでしょう。
それは気持ちの問題だからこそお祓いで成仏しているという安心感が重要になるからです。

それにより、安い家賃などのメリットが事故物件であることのデメリットを上回る可能性があります。資金に余裕があればしておきましょう。

やすらか不動産では物件の買取・特殊清掃・ご供養等などを行っております。
事故物件で何かお困りのことがあればお気軽にご相談くださいませ。

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