ご相談事例
- 孤独死物件
部屋へ立ち入るときは、まずは現場調査をする事になります。
孤独死があった特殊清掃が必要な部屋へ立ち入るときは、まずは現場調査をする事になります。
事前に依頼者からできるだけ情報を聞き出す。
【部屋のどの場所でお亡くなりになられていたか】
【お亡くなりになられてからの日数】
【おおよその年齢】
【持病があったかどうか】
その情報を元に現場を注意深く確認します。
ご遺体の発見までが長時間経っている場合は、腐敗体液による汚染がどこまで広がっているか、蛆虫や蠅の発生具合を慎重に調査します。
残置物【遺品】の撤去を依頼される場合は処分する物量の確認をすることになります。
遺品といっても故人様のプライバシーに関わる事なので慎重に扱います。
人によって本当に様々です。
生前の姿がお会いしていなくとも想像できる程、故人様の生活感を感じます。
特殊清掃・ケアサービスでは、遺品整理を行うときは依頼者の金銭的な負担を軽減する為に、極力リサイクルやリユースを駆使して捨てるものを減らす事を心掛けています。
しかし、死後の時間が経過してからご遺体を発見された現場では、それが出来ない事が多いのです。
依頼者はマンション大家さんで、管理会社を通して依頼が来ました。
故人様は、昨年定年退職されたお堅い正義のお仕事。部屋には職業側だろうか、書類関係も一目でわかりやすく整理整頓されていた。
お堅い職をしていたからは関係ないのかもしれないが、僕の経験上はこのようなケースでは珍しく遺族様が相続放棄をされて、遺品の引き取りも無しとの事。そうであっても写真を含め遺品整理の対応をして貴重品と思えるものは全て管理会社に託した。
死後、2週間程たっており、腐敗も進んでいたために消毒・特殊清掃・消臭作業をさせていただきました。
故人様は数十年仕事にまい進して定年を迎え、翌年に突然死するなんて。哀しい現場でした。