ゴミ屋敷と孤独死 原状回復までの経緯

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『ゴミ屋敷と孤独死 原状回復までの経緯』の話です。

ゴミ屋敷と孤独死の現状

孤独死は、日本社会において深刻な問題となっています。
増加傾向にある孤独死は、2023年には推定で約8,600件に達したと報告されています
そして、その孤独死に至っているケースにゴミ屋敷化している現状もあるのです。
このような事例の背後には、高齢化や社会的孤立の進行が関連しています。
孤独死全体の6割は60歳以上の方が占めていますが、若い世代も4割を占めており看過できる状況ではありません。
また、孤独死で亡くなる方は圧倒ときに男性が多く、8割を男性が占めています。
孤独死でかつ男性の場合、家屋がゴミ屋敷化するケースが多いそうです。
そして、親族からの関りを断っていることも多く発見が遅れご遺体の腐敗が進むのです。
原状回復までには、残置物処理も含めて70万円近く費用が発生することとなります。

原状回復の流れ

孤独死やゴミ屋敷での清掃は通常の清掃では臭いや殺菌などの対処が難しいです。
「特殊清掃」と呼ばれる専門の清掃を業者が対応します。
特殊清掃は、通常の清掃では対処できない悪臭や体液の除去、防疫処置を含みます。
特殊な薬剤を散布することもあるため、高度な専門技術と機械が必要です。

①発見と初期対応
孤独死は発見が遅れるケースが多く、平均で死亡から18日後に発見されることが多いです。その結果、ご遺体の腐敗が進み損傷が激しくなり、体液が滲出することとなり、清掃がより複雑になります。
発見時は、警察が現場確認を行い、ご遺体の引き渡しを行います。
葬儀などが一通り終了すると、特殊清掃業者が手配されます。

②特殊清掃の実施
特殊清掃は遺品整理から始まります。
その後、消毒と脱臭が行われます。
発生源となった汚染物は廃棄し、床や壁も必要に応じて交換されます。
孤独死の現場では、特に悪臭や害虫の発生が問題となるため、防虫処理やオゾン発生装置による脱臭が多用されます。

③費用の負担
費用は部屋の広さや汚染の程度によりますが、100万円程度に及ぶこともあります。
平均して70万円ほどが発生すると言われているのです。
通常、遺族や保証人が費用を負担します。
ご遺族がなく、どなたとも連絡がつかない場合、

④原状回復と次のステップ
清掃後、賃貸物件の場合は管理会社が原状回復を行います。
汚損が酷い場合、フローリングや壁紙の全面交換が必要です。
遺品の整理や供養も含め、遺族や業者が対応することが一般的です。

まとめ

孤独死の原因は、病死が大半を占めますが、自殺も10%を超える割合で報告されています。社会的つながりの欠如が、自殺のリスクを高めていることもあり、都市部に住む場合、事故物件があることは念頭に置かなければならない事実の一つです。
事故物件は、家賃が安くなるや全体的な修繕もあるためメリットがあるのも事実です。
状況を鑑みて、ご自身の資産状況にあった賃貸物件を選択できるのに事故物件を視野にいれることもお勧めします。

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以上、今回は『特殊清掃サイドから見たゴミ屋敷から見る孤独死の現状』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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