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2024.10.31
- 不動産価値
不動産オーナーとして 事故物件になったときの資産価値はどうなる?
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『不動産オーナーとして 事故物件になったときの資産価値はどうなる?』の話です。
事故物件 資産価値はどうなる?
ご自身の抱える物件が事故物件になってしまった時、状況に落ち込んでしまうものの管理側として今後貸し出しは出来るのかどうか不安になってしまうものです。
事故物件は心理的瑕疵物件と言い、賃貸であれば2年の告知義務、売買であれば告知義務が無期限で発生します。
事故物件と言ってもどのような状況なのかも重要です。
借主側、買主側が心理的に何がトリガーになって賃貸契約や売買契約を締結するかは分かりません。
事故物件とあきらめず、まず今後の見通しがしっかりと立てられるよう、特殊清掃やリフォームなどで原状回復をし、美しい見た目を取り戻すのです。
実際の資産価値の変化
孤独死や殺人、自殺など色々な状況で発生してしまう事故物件。
コロナ禍による仕事の激減で若い世代での餓死が起き、発見が遅れ事故物件になってしまったとの報告もあります。
では、実際に事故物件になった時はどの程度資産価値が下がると言われているでしょうか?
実際は、2割から5割と言われています。
これは、立地条件や事件性なども考慮されています。
他殺の場合は減額率が高めと言われており、孤独死や自然死で特殊清掃が発生する場合は減額率が下がると言われているのです。
ただ、マンションやアパートなど複合的な住居施設の場合、告知義務が発生しない該当外の部屋でも地域住民からの評価が下がり、全体的な値段が下がる傾向があると言われているのです。
特殊清掃と原状回復の重要性
事故物件となった場合、どのような死因であれ、残置物の撤去や特殊清掃が入ります。
そうすることで原状回復への一歩となるからなのです。
●残置物の撤去
前の住人が残した家具や洋服、物品などを含めて残置物と言います。
清掃前に残置物を撤去することから始まるのです。
残置物の中には、生鮮食品や食べ残しなどが混じっていることもあり夏場は腐敗が進み汚染がひどくなることもあります。
また害虫が飛び交うこともあるのです。
プロの業者は特殊な防護服やマスクを見につけ、残置物の処理にあたることもあるのです。
●特殊清掃
残置物が完全に撤去されたら、特殊清掃などで部屋を完全に清掃し消毒します。
ニオイがきつい場合はオゾンなどで消臭を行います。
またご遺体があった箇所は、孤独死で発見が遅れた場合、体液が滲出し床が黒ずんでいることもあるのです。
特殊な溶液を用いて清掃し、なるべくご遺体があった場所かどうか分からないよう清掃をします。
床下まで滲出液が漏れており清掃を重ねても臭いの発生がとまらない場合、臭いの発生源を溶液で固めて臭いが出ないようにします。
その上でオゾン消臭などで臭いを完全に除去するのです。
●リフォームの重要性
特殊清掃で臭いが止まったとしても、暮らした痕跡が残る事で次へ住居人に対して不安感を残すことに繋がります。
壁紙や床板などを含めて貼り換えを行うことで、新しい見た目になるため新居にいるような感覚になります。
あたかもリフォームよって事故物件のイメージを払拭することができるようになるのです。
まとめ
資産価値が下がりがちな事故物件ですが、迅速で真摯な対応をして特殊清掃とリフォームをきちんと行うことで原状回復が叶います。
原状回復がきちんとされていることで借主や買主のイメージが払拭されます。
真摯に対応をしていきましょう。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを
以上、今回は『不動産オーナーとして 事故物件になったときの資産価値はどうなる?』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。