孤独感がつのる現代社会の闇 -放置事件が起こる危険性-

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『孤独感がつのる現代社会の闇 -放置事件が起こる危険性-』の話です。

現代社会が抱える孤独とは?

都市部に住んでいると、感じやすい孤独感。
そうした状況も相まってネグレクトによる児童の餓死事件や遺棄事件が毎年どこかで発生しています。
お互いが無関心で相互扶助の欠如によって起こってしまうのか、責任能力が無い者が育児をしているのか理由は定かではありません。
ですが発見時には一部白骨化がしている状況などそもそもの発見が遅れているケースもあります。
こうした痛ましい事件を回避するため、地域住民や行政など社会が一丸となって子どもたちをサポートする仕組みが大切になります。

所有している物件で放置事件が起きてしまった時

所有している物件で「放置事件」、例えば孤独死や児童の放置・ネグレクトなどが発生した場合どうしたらいいのでしょうか?
こうした事件が発生した場合、管理人として速やかにかつ適切に対応することが求められます。

【警察への通報】
騒音の苦情や異臭が発生するなど異変を感じたらすぐに警察へ通報します。
また、郵便物が長期間溜まり、住民の姿を長く見かけない場合も同様に警察か自治体の福祉課へ連絡しましょう。
管理会社やオーナー単独で勝手に室内へ立ち入ることは住居侵入罪にあたり、法律違反なのです。
必ず警察の立ち会いを求めなければいけません。
事件性がある場合、捜査が優先されます。
必ず警察の指示に従いましょう。
管理人としては、緊急連絡先や身元保証人などの住民の契約情報を警察や自治体に提供し協力をします。

室内の原状回復に向けて

放置事件が起きた時、遺族や関係者への連絡を行います。
連絡先は、賃貸契約書に記載されている緊急連絡先や保証人に連絡をしましょう。
ご遺族がおらず連絡が取れない場合は、自治体(福祉事務所・区役所)と相談します。
その上で行政が対応する形になることもありますのできちんと連携を取りましょう。

次に室内の清掃・原状回復に向けてステップを進めます。
事件現場の特殊清掃が必要な場合は、特殊清掃が可能な専門業者に清掃を依頼します。
放置事件の場合、遺体の発見まで時間がかかっていると体液が滲出している可能性が高まります。
体液そのものの除去やニオイの除去、染みになっている場合は特殊な薬剤を用いて除去を進めます。
また害虫発生の可能性もあります。
消臭や消毒だけでなく、害虫駆除も必ず行いましょう。
清掃費用については、故人の遺族や保証人が支払うことが原則です。
まれに連絡が困難なケースもあります。
管理会社が負担することもあるためきちんと対応を行いましょう。

予防策と今からできること

まじずは孤独死そのものを防ぐよう心がけましょう。
親戚関係で独居の方がいる場合は、こまめに連絡を取るなどを心がけるのです。
またすでに、住まれている方の状況が悪い場合は、施設に入ることをすすめ、また、同居することも視野にいれていきましょう。
ご本人の意識がしっかりとしている場合は、定期的に家族や友人と連絡を取り合うことや、地域の見守りサービスに登録することも重要です。
誰もが孤立しない社会を目指し、地域全体で取り組むことで孤独死そのものの発生を抑えられるのです。

まとめ

現代の社会では、個人の生活空間と社会との関係が分断されがちです。
周囲の異変に気づきにくくなっているのが現状です。
近隣住民との交流が少なく、隣人の生活状況に無関心で自信の生活圏に人が来ることを拒む傾向もあります。
このため、子供が日常的に放置されていても、気にならないことがあるのです。
万が一以上があっても発見が遅れる可能性が高まるのです。
精神的、経済的に困窮しがちなシングルペアレントの増加も要因の一つ。
放置事件は単なる家庭の問題ではなく、地域社会全体の課題なのです。
そのため、社会全体でどのように支援していくかが重要なのです。

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以上、今回は『孤独感がつのる現代社会の闇 -放置事件が起こる危険性-』の話です。
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事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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