孤独死が発生した不動産の取り扱い方

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『孤独死が発生した不動産の取り扱い方』の話です。

孤独死が発生した不動産物件

高齢化や核家族化の影響で、誰にも気づかれない「孤独死」の増加が社会問題の1つとなっています。
孤独死とは、一人で暮らす高齢者や社会とのつながりが希薄な人が自宅で亡くなり、死後長期間に渡って誰にも気づかれないことです。
物件の資産価値が下がり、その後の入居状況やオーナーの収入にも影響を与えてしまう、入居者による孤独死。
不動産を所有するオーナー様も『なるべく起きてほしくない』と考えている方が多いはずです。

孤独死が発生した物件の特徴

長期にわたり人の気配がなく、発見が遅れてしまうため、異臭によって近隣住民からの苦情で発見されることが多いです。
その過程から、物件内部に深刻な汚損や臭気が残り、周辺住民に不安や偏見を感じさせる可能性があります。
また、年金受給の単身高齢者が多く入居している物件では、孤独死が発生しやすいケースが多く注意が必要です。

孤独死物件の対応方法

いち早く物件を原状回復する必要があります。
物件内部の徹底的な清掃と、必要に応じた修繕を行います。

近隣住民には、経緯を丁寧に説明し、間違ったうわさが広がらないよう不安を和らげる対応が大切になってきます。
スピーディーな対応で、入居者の安全と満足度を高め、物件の損害を最小限にとどめることが重要です。

また次の入居者が見つかりやすいように、可能であればリフォームすることもおすすめします。

自然死の場合、早期発見であれば告知義務はありません。
聞かれない限り告知しなくても問題ないですが、質問があった場合は答える必要があります。
ただし、遺体の発見が遅れたことにより遺体の腐敗があった場合は告知義務があります。
その場合、不動産の資産価値が下がってしまうため、リフォームや解体で新しくするなど、入居者が住みたいと思える状態にした方がいいかもしれません。

孤独死物件のリスク管理

孤独死物件には、様々なリスクが伴います。
少しでも孤独死を防ぐために事前の対策をおすすめします。

・孤独死の保険
・外部の人と連絡を取る仕組みの活用
・葬儀の生前相談 など

適切な対応と情報管理によって、リスクを最小限に抑えましょう。

まとめ

孤独死発見が遅れる原因として、近隣との交流の希薄化が指摘されています。
特に都心でその傾向が強く、高齢化の進行や単身世帯の増加といった社会構造的な変化が、孤独死の増加につながっています。
不動産所有にあたり、周辺地域の環境変化や情報にはしっかりアンテナをはっておきましょう。

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを

以上、今回は『孤独死が発生した不動産の取り扱い方』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

お知らせ一覧に戻る