孤独死を防ぐ3つのポイント

孤独死の発見は、大半が警察官や消防隊員、民生委員であり、家族による発見は約2割に過ぎないと言われています。
孤独死する方は、コミュニケーションが苦手な特徴がみられるため、付きすぎず、離れすぎずの関係を保ちつつ、定期的に誰かとかかわることで孤独死を防ぐことが期待できます。

1. 地域の孤独死対策を調べておく

孤独死は高齢者のみならず、世代を超えた社会問題であり、各自治体ではさまざまな取り組みが行われています。
地域包括支援センターなどで、見守りサービスなどを行っている場合がありますので、自治体の孤独死対策を調べておきましょう。

2. 見守り家電、民間サービス、アプリの活用

家族がいる方なら、さりげなく見守りができる家電や民間サービス、アプリの活用が効果的です。

無線通信機を内蔵した電気ポット

電気ポットの使用状況を、家族の携帯電話またはパソコンにEメールで知らせるほか、ホームページの専用サイトで一週間のポット使用状況をグラフで見ることができます。

警備会社の見守りサービス

高齢者が自分で壁のボタンを押すことにり警備員を呼ぶことができるほか、意識を失ったり、歩行が困難になったときもセンサーが異常を検知して警備員がすぐに駆けつけます。

郵便局による高齢者見守り

郵便局社員が離れて暮らす高齢者宅を訪問し、その様子を家族に伝える見守りサービスです。
話し相手が欲しい高齢者にとって、顔なじみの社員とのコミュニケーションが定期的にとれることを楽しみにしている方もいるようです。

携帯電話会社のアプリ

大手携帯会社のスマートフォンユーザーのオプションとして、見守り機能が用意されています。
あらかじめ登録した配信条件で、高齢者のスマートフォン利用状況を知らせてくれます。

3. 日頃から近隣とのコミュニケーションをとっておく

遠くの親戚より近くの他人という言葉がある通り、近くに頼れる人がいるのは心強いものです。
高齢者の元を訪れたときは、「家族と離れて暮らす親が心配」など、近隣に一声かけるのも効果的です。
特に高齢者が近隣との関係を拒んでいる場合は、日ごろから努力して地域のコミュニティに参加したり、近隣の方とあいさつをするなど、周囲の協力が得られやすいよう配慮することが大事です。

高齢者との関りが孤独死を防止する

孤独死は高齢者だけの問題ではなく、最近では若年層や中高年にも広がっており、誰の身に起こるか分かりません。解決すべき課題は「孤独を感じる状態の解消」です。孤独の感じ方は人それぞれですが、自分の存在が認められない寂しさは、すべての世代で共通だと思います。人は喜ばれて生まれ、そして悲しんで看取られるのが一番の理想です。

高齢社会白書では高齢者の3人に1人が孤独死を「身近に感じる」と回答しているほど、死と隣り合わせの生活を強いられていることが分かります。家族との交流を拒絶する高齢者もいますが、それは迷惑をかけたくないという思いやりかも知れません。家族がいるのであれば、こまめに連絡を取るとともに、生きていてくれることへの感謝の意を伝えてあげてください。

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