発見時間による違い!ご遺体の損傷具合の変化とは?

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『発見時間による違い!ご遺体の損傷具合の変化とは?』の話です。

発見まで時間がかかってしまう現代の孤独死

TVや新聞のニュースでもよく耳にする、『孤独死』の報道。
深刻な社会問題となっています。
特に東京や大阪などの都市部では近隣との交流が少ないのが現状です。
隣に住んでいる人がどんな状態なのか気づかないことも多いのです。
異臭や虫の大量発生、郵便物が溜まっているなどで異変に気付き、部屋の調査をしたら孤独死をしていたということもあります。
孤独死というと高齢者のイメージですが、働き盛りの30代から50代ぐらいでも過労がたたり孤独死をしていたなどのニュースもあるのです。

時間経過によって異なる?ご遺体の損傷の変化

ご遺体の発見が遅れると、その損傷の度合いは時間とともに大きく変化します。
死亡直後は目立った変化は少ないものの、数時間で死斑や死後硬直が現れます。
その後、気温や環境によって異なりますが、数日以内に腐敗が進行。
異臭や体液の流出が発生します。
特に夏場や密閉された室内ではご遺体の腐敗が急速に進み、発見時には原形を留めていないこともあるのです。
こうした損傷の進行は、建物への影響や衛生面での問題も引き起こします。

ご遺体の損傷具合による?修繕内容の違い

事故物件の特殊清掃は、ご遺体の損傷具合や発見までの時間によって大きく異なります。
死亡直後に発見された場合、通常のハウスクリーニングに近い作業で済むことが多いです。
発見が遅れ損傷が進んでいる場合はより専門的な対応が必要になります。
数日が経過すると、体液や血液が床や壁に染み込むそうです。
異臭が発生するため、オゾンによる消臭・消毒作業が必須となります。
損傷が進行し、体液が建材に浸透している場合は、床材や壁紙の撤去や取り換えが必要になることもあります。
さらに、長期間発見されなかったケースでは、害虫の発生や建物の構造部分にまで影響が及ぶため、床の張替えや下地の修繕が必要になることもあるのです。

特殊清掃を活用!スムーズな原状回復を

事故物件の原状回復には、特殊清掃の活用が不可欠です。

【孤独死や事件・事故が発生した室内】
・体液や血液の浸透
・腐敗臭の発生
・害虫の発生

様々な問題がおこり、通常の清掃では対応が難しくなるのです。
そのため、専門の特殊清掃業者による徹底した清掃・消臭・消毒が必要です。
専用の薬剤を使用して異臭や細菌を除去します。
体液が染み込んだ床材や壁紙の撤去を行います。
損傷の程度に応じて、壁や床の張替え、場合によっては下地部分の補修も必要となることがあります。
時には、修繕業者に依頼することもあるのです。
迅速かつ適切な清掃を行うことで、事故物件の原状回復に努めるのです。
早めの対応と専門業者の活用がスムーズな再利用への鍵となります。

まとめ

現代社会の問題でもある孤独死。
発見期間によって損傷度合いがことなるため、なるべく早く見つけられることが清掃そのものを軽くすることに繋がります。
普段から、どんな人たちが住んでいてきちんとコミュニケーションを行うことで、異常や異変に気がつきやすくなるものです。
社会できちんと取り組み、問題を軽くできるように相互で働きかける必要があるのです。

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを

以上、今回は『発見時間による違い!ご遺体の損傷具合の変化とは?』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

お知らせ一覧に戻る