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2025.02.06
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エンバーミングとは?自死ご遺族の心の負担を取り除くためにできること
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『エンバーミングとは?自死ご遺族の心の負担を取り除くためにできること』の話です。
自死遺族の深い悲しみ
愛する家族を突然失うことは、言葉にできないほどの悲しみをもたらします。
特に自死による場合、その衝撃は計り知れません。
遺族は悲しみだけでなく、「どうして」「もっと何かできたのでは」といった深い後悔や罪悪感に苛まれることも多いです。
また、現実的な問題として、ご遺体の状態が気がかりになることもあります。
お別れの際に穏やかな表情でいてほしい。
最期の姿が苦しそうなままであってほしくない。
そんな願いを叶えるための方法の一つに「エバーミング」があるのです。
エンバーミングとは?
もともとは海外で広く行われていたエバーミング(Embalming)。
見た目を生前に近い状態へと整え、ご遺体を長期的に保存することが可能と言われています。
防腐処理を施すため、感染症のリスクを低減させることもできると言われています。
旧ソビエトの指導者であったレーニンやジョン・F・ケネディもエンバーミングされた有名人です。
近年、その修復技術の高さから日本でも関心が高まっています。
【エバーミングの主な工程】
①血液を防腐剤と交換し、腐敗を防ぐ。
②身体を清め、傷や損傷を修復する。
③表情や肌の色を整え、できる限り自然な姿に近づける。
こうした処置によって、なるべく生前に近い状態に復元することができるのです。
痛ましい姿ではないため、ご遺族は故人との最後のお別れを少しでも安らかな気持ちで迎えることができると言われてます。
エンゼルケアや湯灌(ゆかん)との違い
エバーミングと混同されがちなものに、「エンゼルケア」や「湯灌(ゆかん)」があります。
【エンゼルケア】
病院や介護施設で行われるご遺体の清拭や身支度のことです。
医療的な処置は含まず、基本的にはご遺族の手によって行われることが多いです。
死に化粧も含まれています。
【湯灌(ゆかん)】
葬儀の前に行われるご遺体の洗浄。
お湯で全身を清め、整える儀式的な意味合いもあります。
なるべく生前の状態へ
事故物件現場の場合、自死だけでなく殺人事件や孤独死(長期間発見されず損傷が激しい場合)など、ご遺体の損傷が大きいケースもあります。
そのような場合でも、エバーミングを施すことで生前の姿に近づけることが可能なのです。
「最後にきれいな姿で会いたい」
「穏やかな表情のまま送り出したい」
ご遺族にとって、エバーミングは心の負担を軽減する助けとなります。
まとめ
大切なご家族や親族が亡くなった悲しみはすぐに癒えるものではありません。
エンバーミングによって、最後のお別れので故人の姿をより自然な形で見送れることは、心の整理をつける一助となるかもしれません。
エバーミングは、ご遺族の心の負担を少しでも和らげるための選択肢の一つです。
最愛の人を見送り、後悔のないお別れへとつなげるため、どの方法が自分たちにとって最善なのかを考えベストな選択をしていきましょう。
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以上、今回は『エンバーミングとは?自死ご遺族の心の負担を取り除くためにできること』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
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事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。