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2024.09.24
- 特殊清掃
事故物件、修繕費用はどれくらい発生する?
事故物件 修繕は必要?
賃貸の管理をしていると、退去後の修繕費用に頭を悩ませることが多くあります。
なるべくなら、修繕を少なく費用が掛からないようにしたいものですね。
事故物件の場合その特性上、特殊清掃含め修繕費用が発生することがほとんどです。
但し、ご遺体が発見された季節や亡くなられてから発見までの時間がどれくらいなのかで修繕費用が変わることがあるのです。
状況によって変化する修繕費用
事故物件を売却や賃貸する場合は、修繕が必要になります。
自殺や他殺、孤独死などの痕跡を完全に除去し、物件の価値を回復させるためです。
亡くなられた状況によって修繕内容が変わってきます。
そして修繕の費用も変化するのです。
【トイレでの孤独死のケース】
トイレなどの排水管がある場所で孤独死があった場合、どのような修繕が必要となるのでしょうか?
床材にもよりますが、発見が遅いと体液が滲出し腐敗が進んでいるので床材は交換となります。
便器交換+内装リフォームで約20-30万円、修繕費用が発生します。
倒れた箇所がドアとトイレを跨ぐ場合、入口のドアも含めて交換することになり、さらに費用が追加となります。
【浴室で自殺のケース】
浴室内で自殺をした場合、浴槽含めての交換となります。
ユニットごとの交換となり、約90-100万円ほど費用が発生します。
撤去費用は別のこともあります。
【室内 ナイフによる他殺の場合】
ナイフで死傷した場合、思っている以上に血痕が飛ぶことが多いそうです。
場合によっては、事件があった箇所のクロスをすべて張り替え、床も交換するそうです。
クロス張り替えの相場ですが、1㎡あたり1,000~2,000円ぐらいだそうです。
床(フローリング)は1㎡あたり3,000~4,000円ぐらいだそうです。
畳ですと金額も高くなり8,000~12,000円ぐらいになりますので注意してください。
部屋の広さによって変わるため、きちんと見積もりを出してもらいます。
【室内 孤独死の場合】
孤独死の場合ですが、発見の時期によって金額が変わるため注意します。
早い発見ですと該当箇所のみの交換のため費用が抑えられます。
しかし、発見が遅くなると身体の腐敗が進み浸出液が出ます。
滲出液がどの程度、床に染みる具合で修繕が変わってくるので注意します。
発見が遅く、クロスに染みたニオイが取れないような状況ですとクロス全張替えも必要となります。
他殺の場合で刺殺の時と金額が変わらないこともありますので注意しましょう。
かならず、施工業者に確認し費用見積もりを出してもらいましょう。
まとめ
事故物件が発生してしまった場合、修繕が発生することは仕方がない状況です。
管理側として対応できるのは、亡くなられてからなるべく早くご遺体が発見できるよう努めることです。
郵便物があまりにもたまっていたり、人のいない気配にも関わらず電気メーターが回っているのは管理会社として注意が必要かもしれません。
近隣の住民の方に聞き込みをし、状況を把握し管理を怠らないようにしましょう。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを
以上、今回は『自然死には告知義務は必要?大家さんとしての心構え』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。