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2022.07.08
- 事故物件
事故物件になった時のお祓いの意味と必要性
物件を管理していると、自分の物件が事故物件になってしまうこともあります。 事故物件になってしまうのは防ぐことができません。
できることは、その後どうするかです。状況によっては「特殊清掃」をすること も必要です。(特 殊清掃については別の記事でも紹介していますので、こちらも合わせて読ん でみてください)
では他にすることにあがる「お祓い」はどうでしょうか。「お祓い」を実施する かどうか悩まれる方もいるのではないでしょうか。今回はそんなお祓いの意味や 必要性をご紹介します。
お祓いの意味と必要性
お祓いとは
お祓いとは本来「祓(はらえ、はらい)」と呼ばれ、神道の宗教行為で、罪や穢 れ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事・呪術になります。
新居を建てる時によく聞く「地鎮祭(じちんさい)」もお祓いの一つです。土木 工事や建築工事の開始前にこの儀式を行なうことにより、土地を守る神様にその 土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願・祈祷する意味があります。
地鎮祭もお祓いも必ずしも実施する必要はありませんが、管理者や買主、施主の 方の判断で決めます。
お祓いで一番依頼が多いのは、実は不動産業者なんです。他には、物件の管理者 や事故物件の近所の住民がお祓いを依頼するケースもあります。
お祓いをすることで、告知義務のある事故物件は「お祓い済み」と訴えることが でき、購買層が増え、印象もよくなるはずです。
また、次の入居者に気持ちよく過ごしてもらうためにも供養されなかった魂が 残ってしまわないよう、お祓いをすることには意味があると言えます。
お祓いと似た言葉「供養」
似た言葉に「供養」があります。供養とは、魂や「未練」を残して成仏したくて もできない魂を成仏させる(往生させる)お手伝いをすることです。対して「お 祓い」とは、神道の考えに起因するもので「不浄」なものを文字通り「祓う」こ とです。
「供養」と「お祓い」の違いに ついては別ページで紹介していますので、よければこちらも合わせて読んでみて ください。
お祓いの依頼先は寺や神社
お祓いは「亡くなった人の残留思念(恨みなどのマイナスな感情)や無念を鎮め る目的でお祓いが行われます。
またお祓いを実施する時は、基本的に宗派を気にする必要がないとされており、 お坊さんに現地に来てもらう必要があるため、事故物件の近くのお寺に依頼され るケースが多いです。
お祓いの費用
お祓いをしたいと思った時に気になるのは費用です。明確な料金基準はなく、 「お気持ちで結構です」と言われることも多いのが現状です。最近では、ネット で目安料金をしることができるので、それを基準に金額を用意できるでしょう。
ただし「死因」と「建物規模」で費用は大きく変わりますので、不安な場合は依 頼時に費用を直接確認しておくのをおすすめします。
売却前に事故物件のお祓いを希望されることもあるでしょう。宗派や六曜につい て気にしなくても良いため、近くのお寺や神社に相談してみてください。
やすらか不動産では、長年の不動産業の経験を活かし、事故物件をお持ちのご遺 族様、大家様のご意向を組みつつ、特殊清掃からご供養、物件売却までをワンス トップで行うことができます。お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。
お読みいただきありがとうございました。