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2025.04.24
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-事故物件のご供養-生前の宗教は関係するの?ご供養するべきかどうか
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『-事故物件のご供養-生前の宗教は関係するの?ご供養するべきかどうか』の話です。
事故物件のご供養
事故物件となったお部屋。
故人の宗教が仏教でなかった場合、「そのまま仏教式の供養を行っていいのか?」と悩まれることがあります。
しかし、事故物件での供養はあくまで「人の供養」ではなく、「場を清め、安心できる空間に整えること」が目的。
そのため、生前の宗教にかかわらず、基本的には仏教式で対応するケースがほとんどです。
事故物件での供養は「場を清める」ために行われる
そもそも、『ご供養』は亡くなった「人」に対して行うのが一般的。
「物」や「部屋」に対して供養を行うことはあまり耳にしません。
しかし、事故物件では「場に残る不安」や「心理的な抵抗感」を取り除く目的で、儀式的な対応が必要とされます。
そのため、故人の生前の宗教が仏教でなくても仏教式の供養を行うのが一般的です。
これは「物件を清め、次に住む方が安心できる状態にする」ための行為だからです。
物や場所への供養を認めている宗派
元々供養は、人に対して行う宗教行事。
しかし、仏教の宗派の中でも、「物」や「場所」に対しても供養を行う考え方がある宗派があるのです。
代表的なのは、『天台宗』・『日蓮宗』・『真言宗』です。
これらの宗派では、万物に仏性が宿るという考え方から、人だけでなく物や場にも供養を行うことができるとされています。
このため、物件の供養に際しては、これらの宗派の僧侶がご供養の依頼をされることが多いくなるのです。
神道による「魂鎮め」や清祓いとの違い
仏教式以外の選択肢として、神道の「魂鎮め(たましずめ)」があります。
神道では魂鎮め以外にも「清祓い(きよはらい)」とういう儀式があります。
この儀式では「穢れ(けがれ)」を清めるため、事故物件ではあまりおすすめされません。
そのため、魂を落ち着かせるという儀式である魂鎮めが事故物件では選ばれることが多いのです。
そもそも仏教か神道か、どちらが適切かは状況や関係者の意向をふまえて選択されます。
まとめ
事故物件での供養は、亡くなった方の宗教ではなく、「物件を清め、次に住む方が安心できる環境を整えること」が目的です。
基本的には仏教式で対応するのが一般的。
とくに天台宗・日蓮宗・真言宗では物や場所への供養が可能なため、こうした宗派に依頼するケースが多く見られます。
供養の方法で迷われた際は、経験豊富な宗教者や不動産会社に相談し、適切な対応を検討しましょう。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを
以上、今回は『-事故物件のご供養-生前の宗教は関係するの?ご供養するべきかどうか』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。