今回は事故物件の査定方法について紹介します。
事故物件を査定するには、一括査定、机上査定、訪問査定といった方法があります。

一括査定

専用フォームに不動産の情報を入力すると相場価格を調べられるサイトです。
一度不動産の情報を入力するだけで複数の不動産業者から査定結果を受け取ることができるので、比較して業者選びをするのにとても便利です。
一括査定のために必要となるのは不動産に関する情報のみです。
査定してもらいたい不動産の住所や築年数・広さ・種類は戸建てなのかマンションなのか土地なのかといった情報が必要になります。
入力にかかる所要時間は数分で、査定結果が出るまでには数日しかかかりません。
一括査定には結果が出るまでに時間がかからないというメリットがあります。

机上査定

机上査定とは、不動産に関する資料やデータを利用する査定方法です。
結果が出るまでの手続きがすべて机上で完結するため、机上査定と呼ばれています。
この査定では実際に不動産を見にいくことはありません。
簡易査定とも呼ばれることもあります。
査定対象の不動産がある場所、築年数、市場の相場、過去に行われた不動産取引などの情報を参考に行われます。
欠点は、机上査定では実際に不動産を訪れて調査することがない分、査定の精度が低い場合があります。

訪問査定

不動産業者が実際に査定対象の不動産を確認しに行く査定方法です。
訪問査定では、机上査定のときに使用した情報に加えて、机上ではわからない点を確認することができます。
交通の良さ・騒音被害の有無・隣接する物件との境界線など複数あります。
マンションの場合はそれらに加えて、建物を誰が管理しているのか、共用部分についてなどの確認もあります。
訪問査定は不動産の所有者と査定の担当者が一緒に不動産を訪れることになるので、まずは日程調整を行います。
机上では不明だった査定結果に反映させることができるので、査定の精度が高まります。
不動産を売却するときには机上査定だけでは終わりにせず、訪問査定まで行うことでより正確な価格をつけて売却活動ができるようになります。