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2025.09.25
- 不動産価値
事故物件はなぜ安い?その理由と安心できる確認ポイント
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『事故物件はなぜ安い?その理由と安心できる確認ポイント』についてお話しします。
事故物件が安いのには理由がある
事故物件という言葉を聞くと、多くの方が「怖い」「できれば避けたい」と感じられるかもしれません。
ですが、実際のところ事故物件は市場価格より安く設定されることが一般的です。
これは単に「不人気だから」という理由以外にも様々な要因があるようです。
●心理的な抵抗感
●法律上の告知義務
●所有者が早期に売却・賃貸したいという事情
賃貸では相場の1〜3割安くなることもあり、売買では2〜5割も値下がりする場合があります。
つまり、ネガティブな面だけでなく「価格的なお得さ」が大きな特徴となっているのです。
今回は、『事故物件はなぜ安い?その理由と安心できる確認ポイント』についてご紹介いたします。
心理的瑕疵による需要の減少
事故物件最大の特徴は「心理的瑕疵(かし)」です。
建物自体が安全であっても、過去に事件や事故があったという事実が、心理的な抵抗感を生み、購入や賃貸を検討する人が減ります。
しかし、この心理的なハードルを受け入れられる人にとっては、価格を抑えつつ広さや立地の良い物件を手に入れるチャンスにもなります。
告知義務による透明性と価格の影響
日本の不動産取引では、売主や貸主に「告知義務」が課されています。
これは、過去に事故や事件があった事実を隠さず、契約希望者に伝えなければならないというルールです。
この透明性があることで、過去の出来事を知った人が契約を避けるケースもありますが、納得した上で契約できるという安心感にもつながります。
その結果、需要が減少し、価格が下がる要因にもなっているのです。
ただし、告知内容の詳細や範囲は物件や状況により異なるため、不動産会社や担当者にしっかり確認することが大切です。
早期売却・賃貸のニーズ
事故物件の所有者は、維持費や管理費の負担を避けるため、できるだけ早く売却や賃貸をしたいと考えるのが一般的です。
そのため、多少価格を下げてでも早期に契約してもらうことを優先します。
その結果、同じエリアの一般物件に比べて割安に設定されることが多いのです。
また、特殊清掃やリフォームが行われた後でも「事故物件」という分類は変わらないため、通常より価格は低めに設定されます。
これを逆手に取り、条件の良い物件を相場より安く手に入れる方も少なくありません。
事故物件を検討する際の安心ポイント
安さが魅力の事故物件ですが、安心して暮らすためには事前確認が欠かせません。
●過去にどのような出来事があったのか
●発生時期や事件性の有無
●特殊清掃やリフォームが適切に行われているか
そして最後に、立地条件を見極めること。
事故物件でも駅近や日当たりの良い物件であれば、将来的な資産価値を期待できる場合があります。
こうしたチェックを怠らなければ、事故物件でも安心して暮らせる住まいの選択肢となるのです。
まとめ
以上、『事故物件はなぜ安い?その理由と安心できる確認ポイント』の話でした。
事故物件が安い理由は、心理的瑕疵による需要の減少、告知義務による影響、そして早期売却・賃貸を望む所有者の事情にあります。
相場より安い分、広さや立地といった条件を優先できるのは大きなメリットです。
ただし、安心して暮らすためには過去の出来事や物件の現状(特殊清掃やリフォームの有無)をきちんと確認し、自分が納得できるかどうかを見極めることが大切です。
価格の魅力と安心感を両立できれば、賢い住まい選びの選択肢の一つとなるでしょう。
初めての事故物件見学でも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。