事故物件と聞くと敬遠する人が多く、自分から選ぶという人はほとんどいません。
ただ、中にはあえて事故物件に住む人や、体を張って検証しようとする人もいます。
そういった人の話を聞いてみると、必ず出てくるのが「お得」という言葉です。
事故物件は本当にお得なのでしょうか？何と何を天秤にかけているのでしょうか？

事故物件は家賃の面でお得

事故物件がお得と言われる一番の原因は、家賃が大幅に値引きされることです。
割引率は大家によって異なりますが、一般的には以下のようなことが多いです。

自然死・病死…0～10%
不慮の事故死…20～50%
自殺…30～50%
他殺…70～80%

家賃が8割引きとなると、魅力を感じる人も多いのではないでしょうか？
事故物件には告知義務があるため、借主は事故の内容を確認することができます。
もし自分の中で許容できると思ったら、お得と言えるのかもしれません。

事故物件の意外なメリットについて

事故物件は跡を残さないために、リフォームを行ってキレイにすることがあります。
結果、ほかの部屋よりも良い設備になるため、むしろ快適に住めたりします。
さらに家賃が安く設定されるため、これをお得と感じる人は多いのではないでしょうか？

また、近所の人は事故物件に近寄りたくないため、声をかけられることがありません。
近所付き合いをしたくない人からすれば、それもメリットの1つと言えます。
芸人やYouTuberのような仕事をしている人は、話のネタにすることができます。
これらを割り切って楽しめる人からすれば、お得なのかもしれません。

割り切って住めばお得

事故物件はしっかりと割り切って住めば、むしろお得と言うことができます。
ただし、お得の裏には相応の理由があるため、しっかりと考慮する必要があります。

心霊現象が起きる、事故が頻繁に起きるなど、可能性としてはゼロではありません。
リスクをしっかりと押さえた上で、自分の許容範囲に照らし合わせて選びましょう。