お知らせ・ブログ
2025.09.02
- 事故物件
増える孤独死と事故物件 現代社会の実情に迫る
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『増える孤独死と事故物件 現代社会の実情に迫る』の話です。
増える孤独死
警察庁が把握している孤独死の件数が、今年1月~6月の間に4万人に達したとの報道を耳にしました。
孤独死が増えることに関して、様々な理由があるそうです。
●就職氷河期世代の就職難の事情から、単身世帯が多い
●高齢者の単身世帯の増加
孤独死は残されたご家族や周囲にとって深刻な問題となります。
それだけでなく、発生した住まいが「事故物件」とされることもあるのです。
その結果、次の入居者が見つかりにくくなるという不動産上の課題も生じる可能性も否めません。
今回は、『増える孤独死と事故物件 現代社会の実情に迫る』についてご紹介いたします。
孤独死が増える背景
日本では単身世帯が増加し、総世帯の約4割を占めるようになっているそうです。
その結果、高齢者が一人で生活するケースも増え、孤独死のリスクが社会的な課題となっています。
今回の報道でも65才以上の高齢者が孤独死した数は3万人を超えたとのことでした。
孤独死は突然起こるものではなく、地域や家族とのつながりの希薄さ、健康不安、生活習慣の変化など、複数の要因が絡み合って生じます。
発生件数が増えるにつれ、不動産の現場では「住まいが事故物件になる」という問題にも直結します。
孤独死の背景を理解することは、事故物件を正しく捉える第一歩ともいえるでしょう。
事故物件として扱われる実情
そもそも事故物件は、国土交通省が発表したガイドラインい基づき事故物件かどうか決められています。
【国土交通省による事故物件のガイドライン】
●自殺
●他殺
●特殊清掃が必要な場合の孤独死、自然死
孤独死の場合、発見が遅れると腐敗が進み、特殊清掃が必要となります。
告知義務が発生し、入居希望者に説明しなければいけません。
事故物件と聞くと良くない印象がありますが、清掃・消臭・リフォームを経た住まいは、むしろ綺麗に整備されていることも多いです。
通常の物件との差はほとんど感じられないこともあるのです。
告知の有無にとらわれすぎず、物件の状態をしっかり確認することが大切です。
入居者にとってのメリット
孤独死の事故物件と聞くと抵抗を持つ方も少なくありません。
しかし、実際には入居者にとってメリットも存在するのです。
●メリット1:賃料や購入価格が相場より抑えられている
●メリット2:リフォーム済みで内装が新しく、快適に暮らせるケースも多い
●メリット3:孤独死による事故物件は、事件や犯罪に比べ心理的抵抗が少ない
家計への負担を軽減でき、立地や広さを優先して選ぶことも可能になります。
安心して住めるかどうかは「事前の確認」と「自分の価値観」によって決まるのです。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを
以上、『増える孤独死と事故物件 現代社会の実情に迫る』の話でした。
孤独死の増加は現代社会が抱える課題のひとつでもあります。
不動産市場にも影響を及ぼしているのです。
「怖い」
「避けたい」
事故物件という言葉にはネガティブなイメージがつきまといがちです。
しかし、清掃やリフォームによって快適な住まいに再生されていることが多いです。
心理的な抵抗感だけで判断してしまうと、費用や条件面で魅力的な物件との出会いを逃してしまうかもしれません。
大切なのは、孤独死や事故物件の現実を冷静に理解し、自分に合った住まいを選ぶ視点を持つことです。
やすらか不動産では、清掃からリフォーム、入居サポートまでトータルでご相談を承っております。ぜひ一度、安心できる暮らしづくりのお手伝いをさせてください。
初めての事故物件見学でも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。