孤独死が増えている原因とは

孤独死が増えている原因とは

なぜ孤独死が増加しているのでしょうか。孤独死が増える原因を3つご紹介します。

①単身世帯の増加

孤独死が増加の原因として、単身世帯と、将来的に単身世帯になりうる夫婦のみの世帯が増えているということが挙げられます。
単身者世帯が多い理由の1つは、未婚率が増えていることです。
内閣府のデータによると、1970年代と現在の婚姻率を比較すると現在は約半数になっています。
また、核家族化が年々進んでいることも単身者世帯の多い理由です。
総務省の平成27年度のデータによると、親と同居している人は総人口の約3割であり、65歳以上の6人に1人は単身者世帯です。
このような理由から単身世帯、そして夫婦のみの世帯の割合は年々増え続け、2017年には全世帯構成の半数を超えています。

②貧困

孤独死の原因の一つとして貧困があります。
例えば、リストラや会社の倒産が原因で、金銭的な問題が生まれて離婚につながるケースや、病院に行く余裕がなくなるケースがあります。
また、精神的なダメージから社会と距離をおいてしまい、人に相談ができずに孤立してしまう場合もありえます。孤独死は貧困問題と大いに関係性があるのです。

③パラサイト・シングルの増加・高齢化

パラサイト・シングルとは、大人になっても親と同居をし続け、生活の多くを親に依存するという状態のことです。
この言葉が生まれたのは数十年ほど前のことで、現在は40代前後の年齢に多いと言われています。
引きこもりがちなパラサイト・シングルの方は生活能力の低い方が多いため、この年代が高齢化するとより孤独死の増加につながると言われています。

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