孤独死が発生しやすい季節

孤独死が発生しやすい季節はあるの?

季節毎の孤独死者数については、大きな差異が見られないという結果になりました。しかし単月ベースで見ていくと、7月と8月が若干多い傾向にあります。
厚生労働省の行っている人口動態調査において、7月と8月に死亡率が突出して高くなるというデータは得られませんでした。

夏が多い?

このことから、夏の死亡者数には孤独死者が含まれる割合が高いという推察も成り立ちそうです。
孤独死が発生してから発見されるまでの期間は、平均17日。男女ともに差はありませんでした。しかし性別で細かく見ていくと、発見されるタイミングには男女差があることが分かりました。
4日目以降の発見について大きな男女差は見られませんでしたが、3日以内においてはっきりとした差が生じています。
女性の約半数が3日以内に早期発見されているのに対し、男性の早期発見は38.4%と低い水準です。第一発見者の構成においても、女性のほうが近親者によって発見されるケースが多くなっています。
これは例年の調査でも見られる傾向で、男性のほうが社会的に孤立しやすいという事情がここにも表れていると推測できるでしょう。

お知らせ一覧に戻る