孤独死とその対策方法についてご紹介します

日本では高齢化が進み高齢者人口が増加傾向にあります。2019年の内閣府の調査によれば、日本の高齢者は3558万人で高齢化率は28.1%となっており4人に1人以上が高齢者という状況です。

こうした高齢化に伴い、一人暮らしの高齢者も少なくありません。具体的には、高齢者がいる世帯の内26.4%を占めており高齢者の約3人に1人が一人暮らしの高齢者をされています。

新型コロナウイルス感染症の影響により一人暮らしの高齢者が増えていく可能性があります。
国の推計では2035年には一人暮らしの高齢者は1.3倍程度まで膨れ上がると予想されています。

さて、そんな一人暮らしの高齢者が多くなる中問題になっているのが孤独死です。
孤独死とは家族との交流や地域でのつながりがあっても老衰や突然死の病気などにより、自宅で誰にも気づかれずになくなってしまう場合のことを言います。

最近では市区町村が一人暮らしの高齢者に向けた孤独死予防のための取り組みを行っています。

孤独死が増加する原因は?

近年では個人情報の意識や新型コロナウイルスによる在宅の時間が多くなっています。
その中、近所付き合いが減り、人と話をする機会が減っているのが原因ではないでしょうか。
一日中誰とも会話をしていないのが一年の内半分以上あるということが多くなっています。スマートフォンの普及で電子メールが頻繁に使われるようになったも原因の一つではないでしょうか。

孤独死を防ぐ対処方法とは?

孤独死を防ぐには、趣味やボランティア活動など自ら地域の活動に参画することで、地域でのつながりが築くことが効果的です。内閣府の資料には、4割が高齢者グループ活動に参加せず家族以外の人と接する機会がないというのが現状です。参加することで、新しい友達や生活に充実感が出てきた。など高齢者グループ活動の効果が出ています。

【市区町村が見回り】
・市区町村が以下の対策を行なっています。
・郵便物の確認や相談を実施
・同じ洗濯物が数日干したままの確認
・部屋の明かりが点灯したまま
・戸締りが開けっぱなし・閉めぱっなしなど

【訪問サービスを利用する】
日用品・食事クリーニングなどの宅配サービスで家に来てもらえるサービスを利用するのも有効です。
何かあった時すぐに助けてもらえるし、顔馴染みになり異変に気がついてもらえやすいからです。

【見守り家電を利用する】
見守り家電とは家族と離れて住む場合でも、電化製品を使うことによって遠隔地に住む家蔵に元気であることが伝えられる家電です。

事前に準備しておくこと

1つは葬儀についてです。孤独死の発見後、遺族は葬儀業者と契約し、段取りを整えて葬儀をしなければなりません。非常に慌ただしくお子様たち重い負担になります。
このような負担をかけないためには自分で葬儀の内容や業者を決めておくとよいでしょう。

2つは相続対策もしておく必要があります。誰がどの遺産を相続するべきかを決めておかないと、残された子供達が相続争いを起こす可能性があるからです。

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