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2022.07.26
- 事故物件
孤独死の対策と向き合い方
核家族化や一人暮らしで身寄りのないご高齢の方が増えてきているため孤独死が年々増加傾向にあります。
孤独死の対策として、一人ひとりの置かれている状況や環境に沿ったものを考えていかないといけません。
対策として以下の方法があります。
介護・福祉サービス
老人ホーム
老人ホームとひとことで言っても、有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・軽費老人ホームといろいろな選択肢があります。
有料老人ホーム:
入所費用や毎月のサービス提供代がやや高額ですが、サービスが充実している施設が多いです。
(経済的に余裕のある方にはおすすめです。)
特別養護老人ホーム:
社会福祉法人が経営しているので、有料老人ホームと比べると料金設定が低く設定されています。
(高齢者の増加に伴って入所審査が厳しくなってきており、現在は介護を必要とする方以外はほとんど入所できません。)
軽費老人ホーム:
特別養護老人ホームよりさらに料金が低く、入所者には生活保護を受けている方の割合も高いです。
(介護を必要としない比較的健康な方でも入所できますが、反対に重度の介護が必要な方は入所できません。)
訪問介護
訪問介護サービスは、在宅で介護を受けられるサービスです。
生活の支援がサービス内容ですが、訪問介護の方が体調を定期的にみてくれるため、孤独死の対策になるという側面もあります。
通所介護(デイサービス)
通所介護サービスは一般的にデイサービスと呼ばれるものです。
施設までの送迎やレクリエーション、食事の提供をしてくれるサービスです。
定期的に通所するので、孤独死を未然に防ぐ対策の一つとなります。
通所リハビリテーション(デイケア)
デイケアは通所リハビリテーションと呼ばれ、デイサービスのサービス内容にリハビリも含まれます。
予防介護事業
介護予防事業はまだできて間もないサービスではありますが、注目されています。
今までの国の考え方は身体が不自由になった方に対して介護を行うというものだったのですが、介護予防事業は身体が不自由にならないようにとの考え方で始まりました。福祉施設や事業団体によって行われています。
健康な身体を維持するのはもちろんですが、人との出会いの場としても機能しており孤独を防ぐことに繋がるのではないかと注目されています。
サービス付き高齢者向け住宅
「サ高住」と呼ばれるサービスです。高齢者向けのサービスがついていたり、家の中がバリアフリーになっている賃貸住宅です。
自治体の見守り強化
自治体によっては福祉スタッフによる高齢者の見守りサービスを行っています。ご自宅への訪問や、水道業者や郵便会社との連携を図って安否確認を行う自治体もあります。
企業のサービス
お弁当の宅配サービス
定期的にお弁当を宅配してくれるサービスです。栄養管理をしっかりと行っているので健康面の管理ができるサービスなのですが、安否確認も兼ねています。
(一般企業だけでなく、介護・福祉施設のサービスとして行っているところも)
人感センサーの設置
家の中に人感センサーを設置して安否確認を行うサービスです。セキュリティ会社など様々な企業が取り組んでいるサービスです。
安否確認コール
電話で定期的に安否確認を行うサービスです。安否確認のみ行うこともあれば、生活の相談などを受けるサービスを提供する企業もあります。
定期的な安否確認だけでなく、災害時の連絡にも有効です。
その他のサービス
社会人サークル・習い事
ご高齢の方が集まる社会人サークルや習い事はとても人気があります。
ご高齢の方は、友人ができず孤独になりがちですが新しい友人ができたり、知識や経験を得ることで生活の質が上がります。
孤独死の対策として社会からの孤立を防ぐことが大切なので、人との繋がりを持つ良い機会ではないでしょうか?
シルバー人材派遣センター
シルバー人材派遣センターは、定年退職後の方が登録し「働くことで生きがいを得る」ためのサービスです。
家族と連絡をとる
基本的なことかもしれませんが、孤独死の対策として大切なのが家族と連絡をとることです。
ご高齢の方の孤独を防ぐには、やはり身内であるご家族のサポートや関りが一番だと言えるでしょう。