孤独死の最も多い死因は?

孤独死最も多い死因は?

死因が明確になっている調査対象者のうち最も多い死因は「病死」で、男女ともに全体の60%を超える割合です。
自殺者の占める割合は男性8.1%、女性13.0%とさほど高くないように見えますが、2019年の人口動態統計によると全国民の死因において、自殺の割合は1.4%となっています。本レポートにおいても、孤独死において自殺が高い割合を占めている点、さらにこれまでのレポート同様に女性の自殺率が高いという点が指摘されました。

若い世代はどうなってるの?

これを年齢別に見ていくと孤独死における死因のうち自殺が占める割合は、20代が最も多く26.5%となっています。20代全体で見た時の全国平均と比較すると、約2倍近くの開きが出ています。この傾向は30代も変わりませんが、40代を境目に数字が逆転します。

若年層ほど孤独死における自殺の割合が高いが、年代が進むにつれその傾向は下がっていくと読み取ることができそうです。
しかしながら、本レポートでは孤独死を発見した経緯の一例として「100歳超の女性と連絡が取れないことを心配した家族が訪問したところ、自殺した形跡があった」というケースがあったことも報告されていました。

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