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2025.11.18
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孤独死現場の悪臭はなぜ消えない?清掃遅延が引き起こす深刻な事故物件化
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『孤独死現場の悪臭はなぜ消えない?清掃遅延が引き起こす深刻な事故物件化』の話です。
孤独死現場で残り続ける悪臭の本当の理由
孤独死が起きたお部屋では、発見までに時間がかかるほど強い悪臭や汚染が残りやすく、適切な対処が遅れると不動産としての価値が大きく損なわれることがあります。
オーナー様や相続人の方とって、精神的・金銭的な大きな負担となるため、極力避けたい状況です。
今回は、なぜ放置された孤独死現場の悪臭が消えないのか、特殊清掃を後回しにすることで何が起こるのかを分かりやすく解説します。
今回は、『孤独死現場の悪臭はなぜ消えない?清掃遅延が引き起こす深刻な事故物件化』についてご紹介いたします。
なぜ孤独死の悪臭は簡単に消えないのか
孤独死の現場の悪臭は、一般的な生活臭やカビ臭とは異なり根本的に性質が異なり、通常の掃除や換気だけでは取り除けないことがほとんどです。
大きな理由は下記の3つに挙げられます。
1) 体液や脂分が床下や建材に染み込むため
表面を拭き上げても、フローリングの隙間・コンクリート層・断熱材まで汚染が浸透している場合があります。
2) 腐敗過程で発生するガスや菌が建材内部に留まるため
いわゆる死臭と呼ばれるニオイは、腐敗によって生まれる複数の成分が混ざり、非常に強い残留性を持ちます。
3) 害虫の発生が二次汚染を引き起こすため
ハエやウジなどの発生が汚染範囲を広げ、通常清掃では対応できない状況を作ってしまいます。
特殊清掃では、オゾン脱臭や汚染部位の除去(床材の剥離、消毒)、建材の再施工など、一般清掃とは異なる専門技術が必要です。
悪臭が消えない原因を放置すると、時間と共に建物全体へ影響が広がり、より大掛かりな工事が必要になることもあります。
特殊清掃が遅れると起こる深刻な事故物件化
「少し様子を見てから…」と対応を後回しにしてしまうことは、大きなリスクに繋がります。
時間が経つほど、壁・床・天井の内部にまで臭気が蓄積し、1室の問題が建物全体へ波及する恐れがあります。悪臭が建物全体に染み広がる
■悪臭が建物全体に染み広がる
時間が経つほど、壁・床・天井の内部にまで臭気が蓄積し、1室の問題が建物全体へ波及する恐れがあります。
■修繕範囲が拡大し費用が急増する
修繕が遅れることで、断熱材の交換・壁・下地の撤去・配管・換気口の洗浄など、数十万〜数百万円規模になることも珍しくありません。
■心理的負担が増す
遺族・オーナーともに、時間経過とともに対応しづらくなり、精神的な負担がさらに重くなってしまいます。
今すぐできる初期対応と、専門業者を選ぶポイント
ご自身の所有する不動産で孤独死が発生してしっまた際は、迅速にご対応いただくことが大切です。
もしもの時のために、下記の内容を知っておくことも大切な不動産を守る手助けとなります。
●初期対応
・現場にはむやみに入らない(感染リスクを避ける)
・換気は最小限に(臭気が建物全体に広がる可能性)
・早急に特殊清掃業者へ連絡
・大家・管理会社・保険会社へ報告
●信頼できる専門業者を選ぶ基準
・実績が豊富(孤独死・特殊清掃の施工例が多い)
・見積りで汚染範囲を丁寧に説明してくれる
・消臭だけでなく建材の除去・復旧まで対応できる
・写真・工程の説明が明確で透明性がある
安い・すぐ対応といった言葉だけでは判断せず、実績があり信頼できる業者かどうかを見極めることが大切になってきます。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを
以上、『孤独死現場の悪臭はなぜ消えない?清掃遅延が引き起こす深刻な事故物件化』の話でした。
孤独死現場の悪臭は、一般的な清掃では決して取り切れず、時間が経つほど状況が悪化し、不動産価値の大きな損失につながる危険性があります。
早期に専門家へ依頼することで、消臭・消毒の確実な実施や修繕範囲の最小化、空室期間の短縮が可能となり、精神的負担も軽減できます。
孤独死の現場に向き合うのは決して簡単ではありませんが、一人で抱え込まず、専門家に相談することが最善の一歩です。
初めての事故物件見学でも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。