特殊清掃で対応できること

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『特殊清掃で対応できること』の話です。

特殊清掃で対応できること

事故物件となると、通常の清掃では対応できないこともあります。
事故物件とは、自殺や他殺、孤独死など人の死に関する事象が起きてしまった物件のこと。
その状況によって清掃の度合いがどうしても違ってきます。
特殊清掃でできうる限りの臭いや染みを除去し、安心して次の入居者様に引き継ぐ準備をする必要があります。

特殊清掃とは

特殊清掃業とは、清掃業の一つです。
人の死には色々な形があります。
事件や事故に巻き込まれ見るのが辛い状況、孤独死により遺体の発見が遅れてしまいご遺体が腐敗し腐乱してしまうこともあります。
そのような状況ですと、どうしても匂うや染みがついてしまい通常以上のダメージを受けてしまいがちです。
そうした室内の原状回復や原状復旧業務を指すことを特殊清掃といいます。

事故物件の染みと匂の原因 血

ご遺体の状況によって染みの原因は変わってきます。
死因が出血死の場合、至るところに血の染みが飛んでいることがあります。
血が固まっている場合、スクレーパーなどで粗方除去することから始まります。
床に広がった血液汚れは、次亜塩素酸やオキシドールを用いて丁寧にふき取ります。
殺菌効果も期待でき、血の臭いも除去できます。
そのため、よく使用しています。
壁紙に跳んでしまった場合、粉末状の酸素系漂白剤をペースト状にして塗布し落とすことをします。
他にもセスキ炭酸ソーダや重曹を用いることもします。
色々な対応をして、血液の汚れを除去し以前の状態に戻すことをします。

事故物件の染みと匂の原因 腐敗時の体液

ご遺体が長い時間放置された場合、腐敗・腐乱し強烈な腐敗臭を放つこととなります。
腐敗時に体液が滲出され、また分解が進みご遺体が溶けてしまいます。
その体液が染みとなることもあります。
孤独死の場合の清掃は、『除菌』からスタートします。
季節にもよりますが、腐敗したご遺体は様々な病原菌が存在しております。
それを付着させたハエが飛び交っており、衛生的に危険な状況であることが否めません。
お部屋全体に除菌剤を塗布し、清掃時に安全に作業できる環境を作ります。
また、除菌することで消臭効果も期待できます。
ご遺体があった箇所は酷く汚れています。
汚れが酷く汚染状態の家財は全て撤去します。
出来うる限り、圧縮袋に梱包し臭いや病原菌が外に出ないようにします。
ベッドや箪笥などの家財も臭いが外に漏れないよう梱包し撤去します。
体液の中には油分も含まれているのでバイオ系の除菌消臭洗剤で徹底して除去に努めます。
臭いの状況によっては他のオゾン消臭対策も行い、腐敗臭を徹底して除去していきます。

特殊清掃で臭いや染みを徹底的に除去することで現状回復に努めていきます。
特に孤独死の場合は、腐敗が進むことで油やたんぱく質の汚れが混ざり合い、除去が通常では困難なものになりがちです。
ご自身で現状回復をするのは困難なめ、プロの清掃業者に依頼をするのがベストな選択といます。

今回は『特殊清掃で対応できること』の話です。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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