自殺が発生した場合の対処法 事故物件

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『自殺が発生した場合の対処法 事故物件』の話です。

自殺とその背景

現代の社会問題として取り上げられている、『自殺』。
毎年2万人を超える人が何かしらの事情で未来に希望を持てず、自らの人生を終えています。
政府やNPO団体もネットやCMなどで、自殺防止の告知を増やしているのにも関わらず、自殺者が減る様子はないのが現状です。
自殺そのものの年齢層は様々ですが、50代の自殺者が多く次いで40代、高齢者の自殺者も多いそうです。
その背景には、仕事の悩みや健康問題、金銭の問題などがあり一概に理由を定められないのです。
しかし、自殺が起きてしまうとその物件は事故物件となります。
不動産を所有するオーナー様としても『なるべく起きてほしくない』と考えている方も多いはずです。

自殺 発見の現状

孤独死と異なり、自殺の場合は多くは家族と連絡がとれていることもあります。
一人暮らしの子どもからの連絡が途絶え、見に行ったら首を吊っていた。
家族で同居しているが家屋の中で自殺をしていた。
こうした場合は比較的発見は早くなるため、家屋の損傷が少なく特殊清掃の費用もかさみにくいのが特徴です。
中には、長期に渡り発見が遅れ、腐敗が進んでしまうケースも。
発見されるまでの時間は、自殺者の人間関係にも左右されるのです。

自殺した物件の対応方法

警察への報告やご遺族への引き渡しが終わったら、自殺した物件の対応をしていきます。
清掃を基本に、状況に応じて特殊清掃も行います。
特にバスルーム浴槽内での自殺の場合、浴槽の水は流さないことが鉄即です。
発見の早い遅いにかかわらず、人の身体は死後腐敗が始まります。
水槽には多くの病原菌とともに、ご遺体からの油や髪の毛、肉片などが浮いている可能性も否定できません。
排水口にこうした液体が流れるとつまりの可能性が高まります。
つまりを取り除くだけでなく、殺菌処理も必要となるのです。
浴槽内の自殺は、水を必ず業者がポンプで抜くことを前提としてください。
浴槽内の事故の場合は、循環を防ぐためにお風呂の
電気スイッチをOFFにしましょう。
寝室やキッチンの場合での自殺はどのように対処するかを清掃業者に確認しましょう。
ご遺体が腐敗は進むとそれだけで健康的に危険な状態になるのです。
ご自身で掃除をすることはせず、きちんと業者に相談することをおすすめします。

自殺者へのご遺族への連絡

自殺の場合、ご遺族ときちんとつながっている場合、第一発見者がご遺族になることもあります。
しかし、自殺された方が社会と距離を置いている場合、ご遺族への連絡が難航することもあるのです。
また、ご遺族が発見されたとしても遺体の引き取りやこうした連絡そのものを拒絶することもあります。
その場合は別のご遺族を探す必要が発生するのです。

自殺した物件 修繕費用はどうする?

事故物件の場合、多くの修繕費用はご遺族が支払いをすることになります。
発見までの時間が遅くなった場合、腐敗が進み修繕箇所がどんどんと増えていきます。
そうした場合の修繕費用もご遺族が支払いをしなければいけないのです。
ご遺族が修繕費用支払を拒絶した場合、多くは大家さんや管理会社の負担となることをご注意ください。

まとめ

自殺発見が遅れた場合、腐敗が進みより深刻な修繕となるでしょう。
発見が遅れる原因として、親戚との断絶や近隣との交流の希薄化が指摘されています。
特に都心でその傾向が強く、高齢化の進行や単身世帯の増加といった社会構造的な変化も懸念しなければいけない事情の1つなのです。

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以上、今回は『自殺が発生した場合の対処法 事故物件』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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