自殺で亡くなった後の流れ エバーミングとは?

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『自殺で亡くなった後の流れ エバーミングとは?』の話です。

エバーミングとは?

テレビなどのメディアなどで取り上げられるようにもなり、耳にする機会も増えたエバーミング。
日本では遺体衛生保全とも呼びます。
葬送時、亡くなった方を生前の状態に近づけるために始まったとされています。
現在のエバーミングの原型はルネサンス時のヨーロッパですが、実際にはアメリカの南北戦争の時に広まったそうです。

【エバーミングの目的】
●ご遺体を洗浄し、感染症を予防
●ご遺体の腐敗を遅らせる
●ご遺体の修復

なるべく、生前のご容姿に近づけ、ご遺族の心のダメージを緩和します。

エバーミングはどの程度の日本で広まっているのか?

宗教的な理由から、欧米では土葬が一般的です。
土葬が使われることの多い海外では、多くの場合、疫病の蔓延を防ぐ目的でエンバーミングを行います。
日本では埋葬前に遺体を火葬します。
そのため、土葬に比べて感染症などのリスクが少なく、火葬するまでの時間も短いといった理由からエンバーミングは広まりませんでした。
しかし近年は様々な理由から、日本でもエンバーミングの認知度が上昇。
約3%もの利用との報告もあるのです。
【エバーミング利用理由】
●ゆっくりと故人とのお別れを希望
●亡くなってから葬儀までの時間が空いている
●他殺や自殺などでご遺体の損傷が激しく、生前の状態に戻して欲しい

また、孤独死なども増加しており近年、発見までの時間が要することもあるのです。
エバーミングは今後増加することが予想されます。

自殺 エバーミングの必要性

残されたご遺族にとってつらい自殺。
亡くなられた状況によっては、エバーミングが必要なこともあります。
とくに、縊死や人身事故によるご遺体は損傷が激しく、ご遺族の動揺は図り知りえません。
最後のお見送りである葬送が生前に近い状態で行われることでご遺族や参列されたかたも衝撃も少なくすむのです。
エバーミング中は残念ながらご遺体に合うことはできませんが、その後の心理的な負担を軽くするにはやはり今後もエバーミングを行うことは必要不可欠なのです。
しかしながら費用面も負担が増えてしまうのも事実です。
ご遺族とともにきちんと亡くなられた方への思いを受けとめ、折り合いを皆さんできちんとつけてから依頼されるのがいいのではないでしょうか?

まとめ

縊死などの自殺が起きてしまった場合、ご遺体の損傷が激しいと言われています。
お顔の表情やあらゆる個所が弛緩するからです。
発見が遅れると腐敗も進みより損傷が激しくなります。
それでも残された遺族にとっては大切な家族。
一番輝いていた姿で見送りたいものです。
エバーミングはご遺族の心の傷を少しでも癒すことができる手法の一つです。
こうした方法を知っているだけで、ご自身の周りの人が何等かの影響で亡くなった場合も対処が可能となるのです。

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以上、今回は『自殺で亡くなった後の流れ エバーミングとは?』の話です。
やすらか不動産では、事故物件の買取などのご相談もひきうけます。
ご自身の不動産が事故物件に値し、お困りの場合、ぜひやすらか不動産へご相談ください。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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