親族が孤独死した場合に引き取り拒否はできる?注意点について!

親族が孤独死してしまったけれど、引き取り拒否しようかどうか悩んでいる…。
現代の日本でこういったケースで悩んでいる人は、実はかなり多かったりします。
身内に孤独死が起きてしまったときに、気をつけるべき点について見ていきます。

遺体の引き取り拒否はできる!

親族が孤独死してしまったとき、遺体の引き取り拒否は可能なのでしょうか?
法律的な観点で見てみると「引き取り拒否をしてはならない」という決まりはありません。
もし引き取り拒否をした場合には、以下のような手続きで供養されます。

☑行旅死亡人(こうりょしぼうにん)として自治体で直葬(火葬)

行旅死亡人(こうりょしぼうにん)という言葉、聞き慣れないという人も多いと思います。
行旅死亡人(こうりょしぼうにん)は、以下のような意味となります。

☑本人の本籍地や住所が分からない、かつ引き取り手がいない故人のこと。

一般的には配偶者や直系血族(親や子ども)、兄弟姉妹が引き取るのが道義的ですが…。
引き取りたくないという人も中にはいるため、あらかじめ知っておくことが大切です。

親族が孤独死した場合の注意点について

親族が孤独死した場合、最優先事項として「相続の手続き」を行う必要があります。
たとえ故人が親族との関係が希薄であったり、縁を切っていたりしたとしても、相続は行われます。
以下の3点をしっかりと押さえて、調査することが大切です。

・相続財産の有無とその内容を調査する
・相続財産を評価する
・相続財産調査を弁護士に依頼する

ただし、相続手続きをする前に、気をつけておかなければならないことがあります。
相続するのか相続放棄するのか判断する前に「遺品整理」をすると、相続を承認したとみなされてしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ

親族が孤独死した場合に引き取り拒否はできる?注意点について!見てきました。
孤独死した親族の遺体の引き取り拒否をしても、法律的な強制力はありません。
ただし、道義的な意味においては、親族が引き取るのが一般的となります。

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