資産を残したままの孤独死―遺品整理で最初に探すべき書類

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本です。
今回は『資産を残したままの孤独死―遺品整理で最初に探すべき書類』の話です。

孤独死に向き合うご家族へ─最初に知っておきたい大切なこと

大切なご家族がひとりで亡くなられたと知ったとき、心の整理が追いつかないまま、手続きや現場対応に向き合わなければならない方は少なくありません。

孤独死の場合は、状況によって清掃や消臭などの特別な対応が必要になることもあり、まず何をすればいいのかと不安に感じる方がほとんどです。

そんな中でも、故人が不動産や預貯金などの資産を持っていた場合、最初にどの書類を探すかが、相続や物件の管理を進めるうえで重要なポイントになります。

孤独死が発覚したあと、最優先で確認しておきたい書類と、相続手続きを進めるうえでの注意点を、事故物件の現場に携わってきた視点から分かりやすくお伝えします。

今回は、『資産を残したままの孤独死―遺品整理で最初に探すべき書類』についてご紹介いたします。

まず最優先で探すべき「身元・資産関連の書類」

孤独死の現場では、日常生活が途切れた状態で時間が経過しているため、書類が散らかったままになっていることがあります。
相続手続きや名義変更のために欠かせない情報が多く含まれているため、できるだけ早い段階で確認しておきたい書類です。

身分証や保険証 … 役所での手続きに必要となりまます。
通帳やカード類 … 口座数や預貯金の把握に役立ちます。
印鑑・印鑑登録証 … 金融機関での手続きに必要なことが多くなります。

他にも、生命保険の証券や火災保険の契約書、年金関係の書類、ローンの明細なども大切です。
負債の有無が分かる書類は、相続を進める上で判断材料になります。

不動産を所有していた可能性がある場合に探す書類

故人が家や土地を持っていた場合、不動産に関する書類は、後の手続きを進める上で欠かせません。
固定資産税の滞納や空き家の管理不全は、近隣からの相談やトラブルに発展することもあります。

特に手がかりとなるのは、次のような書類です。

■固定資産税の納税通知書
所有している不動産が一覧で分かるため、最初に見つかると安心です。

■権利証(登記識別情報)
名義が誰になっているのか、どんな状態の物件なのかを知るための基礎資料です。

■購入時の契約書や重要事項説明書
土地の条件・マンションの規約などが確認できます。

■マンションであれば管理費の明細
滞納の有無がひと目で分かります。

賃貸物件を所有していた場合には、入居者対応が必要なこともあるため、早めに把握しておくと安心です。

書類が見つからない場合でも、役所や法務局で所有不動産を調べる方法はあります。
ただし、相続関係が分かる書類が求められますので、早めの準備が大切です。

書類が見つからない・現場に入れない場合の対応

孤独死現場は、状況によっては室内に入ること自体が難しいケースもあります。
においや汚れが強く残っていると、無理に探索を続けることで体調を崩したり、大切な書類をさらに傷めてしまうことも考えられます。
そうしたときに頼りになるのが、専門業者です。

・特殊清掃による安全な環境づくり
・遺品の仕分けと書類の探索
・不動産の査定や売却相談

こうしたサポートを一括で行ってくれる業者も多く、ご家族の負担を大幅に減らすことができます。

また、書類がどうしても見つからない場合でも、金融機関や役所、法務局に問い合わせることで、必要な情報を後から追跡できる場合があります。

事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産にお問い合わせを

以上、『資産を残したままの孤独死―遺品整理で最初に探すべき書類』の話でした。

孤独死が発覚した直後は、気持ちの面でも体力の面でも余裕がないものです。
そんな中で遺品整理を進めるには、まず優先して探すべき書類を知っておくことが大きな助けになります。

「全部自分で探さなければ」と思い込む必要はありません。
孤独死は突然の出来事で、誰しも戸惑います。

ひとりで抱え込まず専門家に相談することで、安心して次のステップに進むことができます。

初めての事故物件見学でも、どうぞお気軽にご相談くださいね。
事故物件専門 買取売却なら大阪のやすらか不動産ブログ担当、山本でした。

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