高齢者の家庭内での不慮の事故を防ぐには

高齢者の家庭内での不慮の事故を防ぐには高齢者の「不慮の事故」とは家庭内事故の事例や原因等は「ころぶ」、「つまる」、「おぼれる」が主な原因です。

ころぶ事例

つまずいてころぶ、ひっかかってころぶ、すべってころぶ

発生場所をみると、居室で最も多く発生しています。具体的には、床に置いていた物や敷居につまずいてころぶ、敷物や電気コードに足がひっかかってころぶといった事故が起こっています。
また、表には入っていませんが、浴室や脱衣所ですべってころぶ場合もあります。

つまる事例

食べ物がつまる、異物がつまる・異物を誤飲する

食べ物は、「餅」、「おかゆ類」、「ご飯」等、主食類が多く、日常の食事で事故が発生しています。
なかでも、餅による事故は1月に多く発生しています。
異物は、「包み・袋」、「薬剤等」、「洗剤等」、「入れ歯」等、日常生活でよく使用するものを誤飲することにより発生しています。

おぼれる事例

浴槽内でおぼれる

おぼれる事故のほとんどが浴槽内で発生しています。
11~3月の寒い時期に多く発生しており、ヒートショックやのぼせにより、意識を失ったり、めまいを起こしたことによる事故が多く発生しています。

孤独死を防ぐために高齢者を見守る方法として

対応の判断を迷った際に備えて、相談しやすい主治医がいるか確認しておくことも大切です。
また、地方自治体には緊急通報装置等の貸し出しを行っているところもあるので、高齢者の居住地の自治体のウェブサイトをチェックしてみるのもいいかもしれません。

・このほかにも、高齢者を見守る方法の一例として次のようなものがあります。
・人感センサー・ICT家電(情報通信機能を持つ家電)による見守り
・インフラの使用状況による見守り
・人による見守り

高齢者の家庭内事故を防ぐために、まずは高齢者の加齢による変化、生活習慣、生活環境を把握することからはじめよう。そのうえで、加齢による変化への対応、生活習慣の改善、生活環境の整理をサポートをすることが大切です。

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